概要
金属リサイクルの「収集・運搬」から「出荷」までをご説明します。
金属リサイクルは、「排出・収集運搬」「計量」「選別・異物除去」「加工処理」「出荷」「製鋼・精錬」「商品化」という流れで行われます。金属スクラップをリサイクルして商品化されたものは、耐久年数を経て再びスクラップとして排出され、また同じ工程で商品に生まれ変わります。当社では、排出事業者の皆様から「収集・運搬」から「出荷」までの役割を担っており、貴重な資源である金属スクラップの循環型リサイクルを、高度なシステムによって支えています。
排出・収集運搬
工場等での加工工程から発生した工場発生スクラップや、使用済みの鉄製品から発生した老廃スクラップなどを、発生元のお客様のところまで引取回収を行い、当社まで収集運搬いたします。 もちろん、お客様からの持ち込みも大歓迎です。(個人のお客様からの持ち込みも受け付けておりますので、お気軽にお問い合わせください) |
選別・異物除去
リフティングマグネットなどの設備やスタッフの手により、選別と異物除去を行います。この段階で、金属の種類(鉄・非鉄)の仕分けとダストの分別を行い、ダストは廃棄物として最終処分場(管理型)に送られます。 |
加工処理
切断(シャーリング)
加工パイプや建材など、厚みがあり、長い材料を一定の長さに切断する加工法で、通称「ギロチン」と呼ばれる圧縮切断機を使用します。 |
圧縮(プレス)
加工空間の多い形の鉄スクラップを型に入れて圧縮し、箱型にまとめる加工法です。 |
ガス切断加工
大きさや厚みの関係で、他の加工処理ができない場合に、アセチレンガスのバーナーで溶断する加工法です。 |
出荷
加工処理が終わった金属は、原料商品として、利用者であるメーカーに出荷されます。非鉄は、各種合金メーカーで製品の原材料に。鉄は、製鋼メーカーに出荷され、新たな商品として生まれ変わります。 |